ダイビングの保険について

現実的な保険の考え方
ガイド付潜水や講習を受ける時はその保険でカバーされるから良い、バディ潜水の時は自分達だけだから傷害保険に入ったほうが良い、ということになるのでしょうか?答えは否、です。私も保険の専門家ではないので詳しくこたえる事はできないのですが、賠償責任保険は、事業主、事故者の過失割合、事故状況によって保険適用されるまでに非常に時間のかかる保険なのです。また、事業主側の過失を明確化させることは難しい場合が多く、事故者側が訴えて初めて保険調査が始まるものですので、保険適用されない場合が多いようです。一方で傷害保険は事故当事者の怪我等に対して適用されます。賠償責任保険は既に入っている、傷害保険は個々のダイバーが任意に入るものでもあります。自分自身を守るために保険として安心できるのは賠償責任保険よりも傷害保険なのですが、現状このことを知らないダイバーは結構多いのです。

お得な傷害保険
安心の傷害保険に入るにはどうすればよいのでしょうか?ダイバーなら誰でも簡単に入ることのできる保険はDAN JAPANの会員サービスとなっているDAN保険です。この保険はレジャーダイビング
傷害保険となっています。

傷害保険の“傷害”とは「急激・偶然・外来の事故によるもの」とされています。ちなみにDAN保険では減圧症もその条件に当てはまるとみなされ、これまで減圧症の治療費用や搬送料にも保険金は支払われています。傷害保険によっては減圧症=潜水病、“病”とつくから病気であって怪我ではない、よって傷害保険の適用とはならないと解釈される場合もあります。

※保険金が支払われる例
・いわばで足を踏み外し、ケガをした。(報告としてこれが一番多いそうです)
・高波にのまれて水死した。
・潜水病にかかり、治療を受けた。(傷害保険では“病”という言葉があると保険適用されないことがあります)
・流されて、捜索救助活動が発生した。(海外でボートダイビングをされる方は必須です)

DAN保険は、ダイバーにとって現時点で最も安心でき、かつダイビングのたびに保険に入らなくて良いので大変便利です。なお、私はDAN JAPANの関係者及び回し者ではありません。純粋な判断のもとでレジャーダイバーにとって最も安心できる手段をご紹介させていただいているにすぎません。

ダイビングサービスにおける傷害保険
DAN JAPANに入会していないお客様が、ガイド付ダイビング、あるいはバディダイビングを行う場合、500円にて1日掛け捨ての傷害保険に入ることのできるサービスもあります。この料金は通常、ダイビングフィーの中に含まれておりません。DAN保険に加入済の方、ご自身で傷害保険に入っておられる方等は不要である点、任意保険である点から別料金とさせていただいているお店が多いのです。